やる気のない刺客 - 町医・北村宗哲シリーズ2 - - 地球儀と書籍達

Date
2008-06-30
Category
国内フィクション
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やる気のない刺客―町医北村宗哲やる気のない刺客―町医北村宗哲
(2008/03)
佐藤 雅美

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立ち寄った本屋で、いい表紙だな・・と本を手に取り表、背表紙、裏と
くるくる眺めながら、そういえばしばらく時代劇物読んでないなと。
あまりにもカバーデザインが好みだった為、
頭の隅にある「いつか読んでやるんだリスト」に記載しておいたら
次の日行った図書館の新刊コーナーにででんっと。(笑)

借りてきてしばらくは本を置いて、近くから、遠くからとあらゆる角度から
眺めておりました。(笑)いやー好みだ。
装画は宇野信哉さん。装丁は鈴木久美さん。
いやーいい仕事してるなー。(^^)

さて、読もうかなと思い、まずはとなんとなく一番後ろのページを開いたら
この本がシリーズ物で、この本が第二弾ものだと知る。えぇー!

あ。でも「本の旅人」という雑誌の連載小説だったらしいから
本としてまとめているなら、二弾目から読んでも大丈夫だよな。時代物だし。
おっけー。問題なし!町医者ものだし、好きなジャンルだ、れっつごー♪

<内容>
元渡世人にして腕利きの町医・宗哲。
裏社会の縄張り争いが激しくなって、またも厄介事に巻き込まれる羽目に・・・。
薬で治せぬは人の業なり

江戸で一番の顔役だった黒門の喜之助。その勢いに翳りが見えて、
やくざ者たちの勢力分布に異変が生じてきた。元渡世人の過去を
捨てた宗哲は、なるべく関わらずにいようとするが、
そうは問屋が卸さない。人宿で奉公を願い出た女が突然苦しみはじめ、
これを往診したことから事態は思わぬ方に流れて・・・・・・。
著者円熟の腕が冴え渡る、好評シリーズ第二弾。
(角川書店のHPより)



しばらくペラペラ読んでいて、すごい調べてあるなぁ・・・
かなりの江戸好きな著者だぁ!と、ここで気になって著者の経歴を見たら、
げっ、直木賞作家っ!
あら、有名な方だったんですね。御見それいたしました。(しずしず)

派手なちゃんばらシーンとか、ここぞとばかりのお涙頂戴とか
そんなものはないんですけど、江戸特有の情や風俗をうまく取り入れていて
なかなか、アタナ、面白いじゃないですかー!

主人公の町医者・北村宗哲さんのキャラクターもいいし、
彼をとりまくヤクザな人たちの駆け引きも良い。
なにより言葉遣いが私にはたまらない。
なんなんでしょうね。江戸言葉というか、丁寧な言葉での会話っていうのが
好きなので、読んでいて気持ちが良い。
ヤクザ同士の言葉使い、医者としての言葉遣い、恩がある人への言葉使い。
文章を読んでいても、あ、この人はこの方にたして、
ちょっと腰をおとして、柔らかい目で話しているんだなっと分かるくらい。
これは、ちょっとした文章技術ですよねぇ。うまいなぁ。

時代的にも、もうすぐ幕末。
その名を今日まで伝える松本良順君も出てきたり
遠山様も名前が出てきて、こちとらウハウハよー!(←?)
そして、なにより、登場する女性達がしたたか!うわぁぉ。

お気に入りの作品となりました!決定。
雑誌の方でも連載中とのことなので、これから第三弾と
でてくるんだろうなぁ。長く続いてほしいなぁ。
と、その前に第一弾読まなくっちゃね♪



作中、気になるのが、新之助君を殺したのは・・・誰でしょうねぇ。(含笑)
なんとなく知らなくてもいいんですけどね、知りたいなぁ。
あ、知っちゃイケナイんですよね。イケナイ世界だ。